園長より

市が尾こどものいえ保育園は、保護者の皆様が安心してお子様をお預け頂けるよう、木の温もりとご家庭のような安らぎの空気に満たされた場所になりたいと願っております。

そして、お子さま一人ひとりがその年齢や時期、興味や関心に合わせて新たな経験や発見をくり返しすることで、粘り強さ、強い心、優しい心、生きる力が育まれるようしっかりと見守っております。

人間だけが持って生れた小さな種(心)を大切に育て、やがて芽が出て木となり、花を咲かせることができれば、世の中はきっと素晴らしいものになるでしょう。
私たちは、そのためのお手伝いをさせていただきたいと思っております。

保育理念

  • 「ひとりでできるように手伝って下さい」とマリア・モンテッソーリが提承していたように子どもの自発性を尊重して、豊かな自立ができるように援助をする。
  • 子どものかけがえのない命の尊厳を深く理解し、子どもたちの円満な相互関係を築きあげられるように、ひとりひとりの子どもたちに十分な配慮をして健全な人格を形成する。

保育目標

  1. 自分の存在を大切に感じ、やさしさや思いやりのある心の豊かな子どもを育む。
  2. 個別やグループでの活動、又遊びを積極的に楽しみ自主性・協調性・自立心を育む。
  3. 自然や社会の事象に興味・関心をふくらませ、感性豊かな好奇心あふれる子どもを育む。
  4. 様々な経験を通して、達成感・充実感を味わうなかで生きる力を育んでいく。

保育士は愛情・謙遜の心をもって正しく子どもと向き合えるよう自己研鑚に努めます。

モンテッソーリ
教育とは

市が尾こどものいえ保育園はモンテッソーリ教育の考えをベースに、厚生労働省の「保育所保育指針」に沿った保育を行っています。

モンテッソーリ教育とはイタリアのマリア・モンテッソーリ(1870~1952)が長い間子どもと関わり、子どもの心を発見し、そこからあみだした教育法です。

マリア・モンテッソーリは「子どもは『ひとりでできるように手伝って下さい』と言っている」と私たちに教えてくれています。この言葉は、自立を願う一人ひとりの子どもの心の叫びです。まだお話のできない赤ちゃんには優しくゆっくりと、語りかけたりお世話をしたりします。そうすると赤ちゃんは心地良くなり、大人を信じるようになり、互いに信頼関係が育まれていきます。これが子どもが自立に向うための第一歩です。そして、子どもが自分で何かをしている時(それが例え上手にできなくても一生懸命にしようとしている時)は温かく見守り、難しい所はゆっくりとやって見せたり、できない所だけお手伝いをしていくと、子どもたちはやがてどんなことでもひとりでできるようになります。「自分でできた!」という経験をした子どもは、心から満足感を味わい、達成感や自信を持ちます。そんな経験を沢山重ねて、次への意欲へとつながり、生きる力となっていくのです。